エーロ・アールニオはフィンランド・ヘルシンキ出身の工業・インテリアデザイナー。THE INSTITUTE OF INDUSTRIAL ARTS OF HELSINKIにてデザインを学び、1957年に卒業しました。デザイナーとして独立したのは1962年で、型にはまらない斬新なデザインを多く世に輩出しました。FRPなどの新素材を用いた新しい家具デザインの第一人者でもあります。代表作としては、ボール(球体)を用いて大胆にデザインされた「ボールチェア」。ボールの一部をカットしベースにつなげるというデザインはそれまでになかった家具の形で、20世紀の歴史に刻まれる名作となりました。「ボールチェア」はまるで個室にいるような空間を与えてくれます。プライバシーが保たれるため、居心地がよく、読書や考え事、リラックス空間としてぴったりのスペースと言えます。
ほかにも、コニャックを注いだグラスのような形をした「コニャックチェア」もユニークです。奇抜なデザインながら、インテリアコーディネイトもしやすいのが魅力。見た目以上に座り心地がよく、多くのファンを虜にしてきました。また、ドームを半分にした「ハーフドームチェア」はポップな見た目で人気のチェア。すっぽりとはまる、居心地のよい空間が魅力です。