1912年、イタリア・ヴェニス出身のジノ・サルファッティは、1936年にアルテルーチェ社を設立しました。オリヴェッティのオフィスやミラノのツフォルツァ城などの照明を手掛けるなど、第一線で活躍したデザイナーです。1955年・56年には2年連続でコンパッソ・ドーロ賞を受賞し、照明デザイナーとして確固たる地位を築き上げます。
代表的なのは「バルブランプ」。1958年に発表された「バルブランプ」は、シャンデリアを思わせるモダンなデザインが特徴。その存在感と、洗練されたフォルムは見る者の心をつかみ、近代照明デザインの名作となりました。「バルブランプ」は「30バルブランプ」と「50バルブランプ」の2種類があり、最もこのランプの魅力を堪能できるのは「50バルブランプ」です。多少広い空間が必要ですが、その存在感と高級感は他の追随を許しません。店内照明などにぴったりです。自宅など、小さいスペースで利用したい人には「30バルブランプ」が最適。バルブランプ独特の存在感はそのままに、コンパクトなサイズに仕上がっています。また、ランプはLED電球等を使えば、半永久的に末永く使えるのでおすすめです。バルブランプは、時代を越えて愛される名作と言えるでしょう。