ジョーン・ディクスはアメリカ合衆国、カンザス州生まれのデザイナー。School of the Art Institute of Chicago、Rietveitd Academie、Domus Academyでデザインや建築を学んだ後、トム・ディクソンやジェームズ アーヴィン、エットーレ・ソットサスなどのスタジオを経てイタリア、ミラノにdix designを設立しました。これまでにMoschinoやBluebell、Harrods、Bosco di ciliege、Fiorucci、Byblosなどの仕事を手掛けており、現在では、自身の家具デザインコレクション「DIX COLLECTION」のデザイン・開発を行いながら、店舗デザインやブースデザインなど、建築・インテリアデザインを中心に活動しています。
代表作としては「COPINE CHAIR」。背と座はプライウッド、脚部は無垢材、つなぐフレームはスチールを使うという、異色の組み合わせを実現したチェアです。「COPINE」はフランス語で「ガールフレンド」という意味。ネーミングの意図は明らかにされていないものの、親近感のわく作品であることは間違いありません。同シリーズにはダイニングテーブルやローテーブルなどもあります。ほかに、「TOKYO BENCHI」や「Try Stool」「Yardbird chair」「DOWEL SOFA」など、洗練された都会的なデザインの作品を数多く発表しています。