1926年デンマークに生まれたヴェルナー・パントンは、コペンハーゲンの王立美術アカデミーで建築を専攻した後、当時北欧のトップだったアルネ・ヤコブセンの建築事務所で働きはじめます。その後、29歳という若さで建築デザイン事務所を設立し、1957年には20世紀の名建築家のひとつである「カードボードハウス」を設計しました。そしてスイスに移住後は、国にとらわれない幅広い創作活動をはじめる。彼の作品は、フリッツ・ハンセン、ルイス・ポールセン、トーネット、ハーマンミラー、そしてヴィトラで数多くのデザインが残され、現在も生産を続けられているものも多いと言います。
代表的なのは、一度見たらそのデザインの美しさが脳裏を離れない独特のフォルムを持つ「パントンチェア」。その類まれなるデザインは、家具としてはもちろんですが部屋のオブジェとしてインテリアのアクセントとしても魅力を発揮するでしょう。さらに「すたっキング可能」という機能性もあり、デザイン・実用性ともに世界トップレベルの作品と言えます。ほかにヴェルナーの作品としては「フラワーポットランプ」や「ファンシェルランプ」などがあり、どれも個性的に部屋を彩るアイテムばかりです。