ウィリアム・ワーゲンフェルドは、ドイツのインダストリアルデザイナー。ウィリアム・ワーゲンフェルドの作品は、素材が持つ美しさを最大限に評価しており、ドイツという工場大国でも大いに評価されています。斬新なデザインが特徴的で、代表作「照明WA24」は当時としては革命的だったガラスの支柱に電源コードを入れる技法で話題を集めました。
「照明WA24」は、ウィリアム・ワーゲンフェルドとカール・ヤコブ・ユッカーによってデザインされたステンレスベース仕様のバウハウスランプです。ワイマールのバウハウスの基礎課程を受講したウィルヘルム・ワーゲンフェルドは、ラースロ・モホリ=ナビから金属細工を学び、そこで「ワーゲンフェルドテーブルランプ」を提出したと言われています。「照明WA24」は、ワイマールのバウハウスの職人として、工業製品であることを前提に材料やサイズは仕様書に則して手作りで仕上げられています。シェード部分は半球をした乳白色ガラスで優しい雰囲気。支柱はステンレス・透明ガラスが包んでいます。また、ガラスベースのランプ「WG24」もあります。どちらもシンプルでありながら存在感を存分に発揮する、上品なデザインが好評です。